◆令和4年度のキャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金の要件が変更になりました。
有期契約社員から正社員への転換を検討している企業はご注意ください。

(キャリアップ助成金とは)
○ 有期雇用労働者等を正規雇用労働者に転換または直接雇用した場合に助成
正社員化コース < >は生産性の向上が認められる場合の額、( )内は大企業の額
① 有期 → 正規:1人当たり 57万円<72万円>(42万7,500円<54万円>)
② 無期 → 正規:1人当たり28万5,000円<36万円>(21万3,750円<27万円>)
< ①、②を合わせて、1年度1事業所当たりの支給申請上限人数は20人まで>
※ 多様な正社員(勤務地限定・職務限定・短時間正社員)へ転換等した場合も、
正規雇用労働者へ転換等したものとみなします(多様な正社員の制度が必要)。
※助成金額が加算される場合(主なもの)
● 人材開発支援助成金の特定の訓練修了後に正規雇用労働者へ転換等した場合
①:1人当たり95,000円<12万円>、②:47,500円<60,000円>(大企業も同額)
● 「勤務地限定・職務限定・短時間正社員」制度を新たに規定し、
有期雇用労働者等を当該雇用区分に転換等した場合
1事業所当たり95,000円<12万円>(71,250円<90,000円>)
<1事業所当たり1回のみ>
(令和4年度の主な変更点)
令和4年10月1日以降に転換または直接雇用を実施する場合は、
支給要件が以下のように変更となります。
・「賞与または退職金の制度」かつ「昇給」のある正規雇用労働者への転換が必要。
・賃金の額または計算方法が「正規雇用労働者と異なる雇用区分の就業規則等」の適用
を6か月以上受けて雇用している有期または無期雇用労働者が対象。
例)契約社員と正規雇用労働者とで異なる賃金規定(基本給の多寡や昇給幅の違い)など
が適用されるケース
※就業規則の見直しが必要になる企業が大半と思います。
ご不明な点はお気軽にご相談ください。