◆今後の政策展開について(岸田内閣総理大臣記者会見2022/7/14)
今週は労働関連の話題が乏しいので、
先日の岸田総理の会見について、ポイントをまとめてみました。
(詳しくは首相官邸HPをご覧ください。)

〇新型コロナ対応
新型コロナの感染が全国的に拡大しており、若者を中心に、
全ての年代で感染者が増えています。
新たな変異種BA.5への置き換わりが進む中で、
更なる感染拡大に最大限の警戒が必要です。
今のところ重症者数や死亡者数は低い水準にあります。
病床使用率も、上昇傾向にあるものの、総じて低い水準にあります。
病床の確保、高齢者施設における療養体制の支援、
検査体制の強化、治療薬の確保など医療体制を維持・強化しながら、
社会経済活動の回復に向けた取組を段階的に進めます。
新たな行動制限は現時点では考えていません。
〇エネルギー対策
この夏の電力供給については、、
全国で10以上の火力発電所の運転が次々と再開し、
電力の安定供給を確保する見通しが立ちました。
しかしながら、
この冬については再度需給逼迫(ひっぱく)が起こることが懸念されています。
できる限り多くの原発、この冬で言えば、最大9基の稼働を進め、
日本全体の電力消費量の約1割に相当する分を確保するとともに、
火力発電の供給能力を追加的に10基を目指して確保するよう指示をいたしました。
〇物価高対策
物価上昇が続く中において、賃上げを持続させていくことが重要です。
賃上げの流れがよりしっかりとした、
そして継続的なものとなるよう総合的な取組を進めてまいります。
〇安全保障
新たな安全保障戦略等の策定に向けた議論を加速し、
5年以内の防衛力の抜本的強化の具体化を行います。
岸田内閣総理大臣記者会見2022/7/14
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0714kaiken.html